アスペルガーは荒野をめざす

アスペルガー、自閉症スペクトラム、学習障害、発達障害当事者。思ったことを思った時に書く。寂しくて繋がりたいわけじゃないけど、言葉の行き着く先がない。主に発達障害、鬱病などの二次障害、アスペルガーの生きづらさや腹立ち紛れの愚痴なんぞ書いてます。

過剰適応のその先に

 アスペルガーの過集中と適応障害の過剰適応には通じるところがあるような気がする。

 ボクは頻繁に過集中になるタイプではないけれど、仕事に対して過剰適応でエネルギーを使い果たして倒れる、というパターンを繰り返してきた。

 自分の体調や気力を顧みず、寝る間も惜しみ、24時間仕事のことを考えて、すべてを仕事中心にしてしまう。自分の特性に合わないマルチタスクを盲滅法やろうとして頭の中に白の世界が爆発したり、その仕事に要求される人物像、理想像を演じようと、舞台上の人物が如く笑顔、饒舌、サービス。

 アスペルガーは空気が読めないというが、それだって人による。敏感系のアスペルガーは空気を読みすぎて、どれが本当か、どれが自分か、わからなくなるのだ。ちなみに、この状態のある意味ハイな時期を見て、双極性障害と誤診する医者がいるので要注意だ。

 わき目もふらず演じて演じて、期待に沿おうと演じて、ある日突然バタリと倒れる。

 自分が倒れるほどにその演技に夢中になっていることに気づかないまま、必要以上に突っ走ってしまう。

 スパンが長いか短いかだけで、これも過集中に理屈は似てると思うんだけどな。